わたし
ソウルシリーズはブラボのトロコンだけやりました。
厳密にはソウルではないんでしょうがおそらくこの括りに入れるのが正しい気がします
SEKIRO
ソウルっぽい死にゲーシリーズの最新作。
ブラボで見せたゴリゴリのクトゥルフゴシックはどこ吹く風とばかりに、
戦国末期の日本風を強調したUIを打ち出してきました。
登場キャラにとにかく人情味があり、無表情で無愛想な設定の主人公・狼ですら感情が泉の如く湧き上がります。
目的がはっきりしたキャラが多く、感情移入しやすいのかどのキャラも魅力的でした。
基本的にはアイテムは傷薬と丸薬だけ、忍具は爆竹だけの準脳筋プレイです。
ルート
1周目: 仙峯寺→本城→不死断ちエンド
2周目: 仙峯寺→本城→人帰りエンド(+竜の帰郷エンド)
3周目: 仙峯寺→本城→修羅エンド // ここでトロコン
寺に先に行ってしまったせいで天守弦一郎がとにかく弱い。
死にやすいゲーム
とにかく死にやすいです。
というのは、死んだ後に復帰するポイントとなる鬼仏からボスまでの距離がかなり短い。
もはや即時再開とすら思える程度には短かったです。
更に、死亡時に経験値をすべて失い、死亡したポイントまで戻れば経験値を取り戻すことができるシステムは廃止され、
死んだら原則経験値と所持金が1/2されるシステムになりました。
その上で一定確率で上記の経験値ロストを回避できるため、死ぬことに抵抗がそんなになくなります。
ゲームスピードが早く爽快
このゲームはゲームスピードが早い部類で、攻撃を待つのが嫌なら自分から弾かれに行って催促することすらできます。
スタミナ制がなくなったことで常に走れるというのもプラスです。
RPG色は完全に消えた
ブラボでは説明がまったくないストーリーや、個性豊かなビルドで半ばTRPGのように自分だけの世界を作り上げることができました。
しかし今作では、びっくりするほど分かりやすい世界観に設定が土台として用意され、
狼の成長の仕方はほぼ固定、更には武器は1つしかないとかなり無個性になっています。
俺は説明のないストーリーに関しては心底嫌いで、ここに関しては今作が大きく勝ってると思っています。
しかし、ビルドがない・武器が1つしかないという点に関しては逆にまずいところで、2-3周もすればすぐ飽きるんですよね
作業感のある敵のモーション学習の時間
結局のところ、全ての敵に言えるのが「モーション覚えて弾け」ってことです。
この前振りだと下段、この振りかぶりは右にステップとか決まりきったパターンを仕方なく覚えます。
新しい敵に出会うと、まずこの作業を行わなければならないという負担はどうにも隠しきれませんでした。
狼の敵への対応がどうにもワンパターンだったところが原因として挙げられます。
もうちょっとバリエーションの豊富な攻撃手段があればいろいろできたような気がします。
ただ、このゲームデザインは「覚えれば誰でも敵の撃破が可能」であることも同時に示しています。
今作に反射神経が必要な場面は数える程度しかなく、はっきり言えばゲームの苦手な人でも(容易ではないでしょうが)クリアできるかと思います。
決して難しくならないように調整された、という意味では秀逸なデザインなのかもしれません。
印象に残ったボス
- お蝶
- 一番死んだのはおそらくお蝶だったと思います
- 死因として、1周目では弾かずにすべてステップで避け切るとかいう縛りプレイをやってました
- 弾くようにしたらびっくりするほど雑魚化, というか1周目は明らかにsekiroを理解してなかった
- 首無し
槍銃剣聖一心- 本作で一番面白かったボスです
- 楽しすぎてトロコンした後も挑んじゃいました
- 本作で一番面白かったボスです
雑感
中古4000円弱で72時間でした。
特にストーリーに関してもっと語りたかったのですが、後で機会があったらにします。
誰が好きかと言われればかなり迷いますが、梟が一番お気に入りです。
我々が想像する忍者像を見事に貫き通した男です。