NPB 28 年ぶりの完全試合
13 者連続奪三振
1 試合 19 奪三振
運の絡まない完全試合
「ノーヒットノーランは投手の功績、完全試合はチームの功績」といった文言は野球ファンなら一度は見たことがあると思います。
これまでの完全試合、オールドファンの記憶に特に残っていると思われる槇原投手による平成唯一の完全試合が 7 奪三振ということもあり、
"このような試合は不思議と打球が野手の正面を突く"といった印象があるのでしょう。
しかし、19 奪三振という記録が残されたこの試合、本当に野手の出番が少なかった。
ファインプレーというファインプレーがまったくなく、全ての打球がそのまんまミットに吸い込まれたか力のない打球になったかです。
試合を支配しているとはこのことでしょう。凄いというよりえげつなかったです。
9 回の代打山足のショートゴロの時の藤岡が待って捕りすぎてて笑ってしまいました。
ファーストへの送球もギリギリ。
朗希の 5000 倍緊張してたでしょ
19 奪三振でありながら 105 球完投
速球投手はコントロールが多かれ少なかれ劣っている、という印象があるのはきっと俺だけではないでしょう。
しかし、朗希はとにかく制球に優れており、本人も"出力を抑えて制球力の向上に振っている"と発言しています。
(出力を抑えて 平均 159 くらい出るのはさておき)
高卒ルーキーの松川が終始マスクを被っておりましたが、無駄球なく常にゾーン勝負していました。
ストレートでカウントを稼いでフォークで奪三振、という打席が今回何度あったでしょうか。
特にフォークの制御がここまでのプロ人生で最も良かったと思います。
マリンの風も味方していたでしょう。
若いバッテリーというのもありますが、かなり攻めた配球だったかと思います。
もうちょっとプロで長くやっていたらもっと慎重にならざるを得なかった局面もあるのかなぁとか。
結果として 19 奪三振もしているのに 105 球という省エネな投球になりました。
吉田正尚
この試合で今後語り草になるのはどう考えてもこの人でしょう。
滅多に三振しない最高峰のアベレージヒッターで気持ちのいいフルスイングが魅力の選手です。
俺も以前から好きです。
そんな吉田から 3 奪三振した、というのが箔を付けた感があります。
連続奪三振の日本記録がかかった 2 打席目で中途半端に当てるだけのバッティングをせず、
臆することなくフォークにフルスイングしていくのはプロとして/主砲としての意地を感じました。
低めのフォークを空振りで三振こそしたものの、その姿勢は心からかっこよかったです。
この打席では朗希松川バッテリーはここまで吉田に見せていなかったカーブを 2
球続け、フォークで打ち取っています。
吉田も「打つならカーブだった」と振り返っており、ストレートとフォークは腕の振りが同じだがカーブは見分けることができたとのこと。
松川(およびチーム)が気が付いていないわけもないので、よりによって吉田相手にそういった思い切った配球ができたのはきっと若さ故でしょう。
https://www.jiji.com/jc/article?k=2022041000357&g=spo
そういえば、プロ入りから数年はよくある"パフォーマンスはすごいけど怪我がちで離脱しがちな選手"の一人でしたが、
「故障しない体を作る」とかいうめちゃくちゃな目標を掲げて挑んだシーズンからは故障が少なく、
去年までの 3 年連続フル出場を果たしています。
しかもパフォーマンスが落ちるどころか年々パワーアップしてました。化け物マッチョマンですよ
ブルペンの朗希「今日調子悪いです」
この日は、調子悪いですと言ってマウンドに向かったのですが、結果は真逆。
めっちゃ、すごかったです。
初球のアウトロー速球(161キロ)を見て、益田とひっくり返りました。(どこが調子悪いねん!)
https://ameblo.jp/yoshii81/entry-12736774745.html
吉井と益田の様子が容易に察せて面白い
新聞
以下の 3 紙を買いました。保存しておきます。
nil
- 大型素材の高卒投手は 1 年目にノースローさせよう
- ロッテに唐川という逸材がいるのですが、体を作る前から一軍で投げさせ続けた影響か、怪我がちになっていまい大きく育つことができませんでした
- 「投げてる間はエース」と言われていたのも今は昔です。ちょっと前までリリーフエースとして返り咲いていましたが、また試合に出られない状態になっているようです
- 現在、この育成手法でロッテファンから期待されているのが明石商の中森です
- なかなか順調に育ってきています。来年一軍で見られるかな
- ロッテに唐川という逸材がいるのですが、体を作る前から一軍で投げさせ続けた影響か、怪我がちになっていまい大きく育つことができませんでした
- ロッテ初の沢村賞投手が生まれる可能性
- 未だに 1 人も輩出してない唯一の球団です
- マリン風 + 高いフェンス(今では改修済)という投手有利な球場でありながら突出した投手が生まれない土壌でした
- 打者有利じゃないと投手が甘えちゃうのかな
- そもそも奪三振型の投手がポツポツ出てきたのがここ数年だったように記憶しています
- 種市いつまでも待ってるぞ
- カットボール欲しくない?
- 主軸がストレートとフォークだけだとこの先ちょっと辛いよね
- 肘を守る意味でも
- 主軸がストレートとフォークだけだとこの先ちょっと辛いよね
- まさか生きてるうちにロッテの試合で完全試合が見られるとは思わなかった
- される側なら可能性あるだろうなーとは感じてた