steam 版
ネタバレあり
A Hat in Time
3D アクション + 箱庭型。
古いゲーマーならマリオ 64 やバンジョーとカズーイを思い浮かべるととても早いと思います。
まずロビーがあって、そこから 5 つほどの箱庭世界に旅立ち、何かしら目的のタイムピースを取得して帰ってくるといったルーチンです。
軽快なアクション
やっぱりアクションゲーって何の目的もなくキャラ動かしてるだけで楽しいと感じるくらいの調整は欲しいですね。
このゲームは動かしてるだけで楽しい部類です。
気になるのはジャンプ後にキャラの角度調整ができない点です。
一応、ダブルジャンプで再度調整はできるのですが、基本的にキャラの向きは変更できません。
ジャンプ中に攻撃ボタンでホーミングみたいなアクションができますが、
この仕様のせいで予め敵の方にジャンプしなければアクションが出せないようになっていて、そこはちょっと不便です。
あと、特に斬新なアクションはありません。
他のゲームで擦り尽くされているスライディングやフックアクションを多用するゲームなので、
ゲームを数多く経験している人間ほど評価は低くなりがちか、とも思います。
そのほか、壁キックは軽快とは言い難いです。
あんまり気持ちよくない。
カメラが酷い
アクションは楽しいのにここが酷くて評価落としてるゲームって珍しくないですね。
カメラがある程度キャラの動きを追いかけるようになっているのですが、
そのせいで想定していない角度での操作になってしまったりで結構鬱陶しいです。
オプションで切れるのかもしれませんが確認はしていません。
箱庭の作りこみが凄い
各ステージのコンセプトがまったく異なり、プレイヤーにまったく飽きを感じさせない作りです。
最初はバンカズ的なごった煮の配置で自由に歩けると思ったら、
次のステージではスニーキングアクション。
その次は条件を満たしたら探索可能なエリアが増えるタイプのステージで、
最後はもはや act が 1 つだけのフリーロームのステージ。
これらにもおそらく斬新さはそこまでなく、今までのゲームの良い所を取ったみたいな感じですが、改めて言うに飽きがなかったです。
ちなみにピンクのタイムリフトをクリアするとそのステージの背景がイラストで分かるようになったりします。
単なる舞台で終わらせずにちゃんとストーリーを用意しておくあたり愛があっていいですね。
ボリュームは少ない
全 5 面。残念です。
探索要素に関しても言うほど捻られてはないのではないのかと思います。
マリオサンシャインの青コインほど複雑になってもそれはそれで困りますが、
コインと糸の他にもソウル系のようにコスチュームが落ちてたりすると良かったかもしれません。
mod 文化に積極的
キャラのスキンはもちろん、ステージメイクできて workshop で配布可能です。
チャレンジロード実績のために少しだけ遊びましたが、程よい難易度のアクションステージだったり、
1 つのストーリーラインを意識したコンセプトパークだったりと modder の努力を感じさせるものがあります。