ALGS year4 championship の感想

sapp_ro

今回の環境

サポート環境です。

「今回のシーズンではサポートをバフしていきます」となぜか誰も期待していない方向に舵を切り邁進してしまった結果、
サポートが蘇生すると肉が自動回復、サポートはセルと注射器の効果が 2 倍、サポートなら蘇生時間が短い等、
もはやサポートなしではファイトできないゲームにされてしまいました。

そして特筆すべきはサポートクラスにはジブとキャスといった非常にキャラパワーのあるレジェンドが存在するということです。
移動事故は即立て直し、正面ファイトは常にドームファイト時代の幕開けです。

新ホップアップ: アクセラレータとランパート

ネメシスや G7 といった特に弱くなく普通に環境だった武器たちに新しいホップアップが追加されました。
当てれば当てるだけウルトが溜まり、ノックすれば 30% もチャージされるというもので、
競技においては武器に標準搭載されているという点から当然の如く環境武器となりました。
次点で弾持ちのいいトリテが採用されました。

さて、問題なのはアクセラレータ武器を所持しているだけで、他の武器やスキル等にもアクセラレータの効果が反映されることです。
要はシーラが延々と撃てるようになったため、ランパが流行りました。
ランパに関してはまず前提としてキャスがメタになったため、そのカウンターピックとしての意味合いが強いです。
その上でアクセラレータ武器であるネメシスや G7 との相性が異常に良かったことから採用するチームが一気に増えました。

ジブが強いということは?

必然的に SG 環境です。
使用率ではマスティフとピーキーが大きくリードし、少し落ちたところに EVA、後は繋ぎでモザビが持たれるようになりました。

そして、ドームファイトが多発するということは強くプッシュしてドームを投げての局所的な戦闘が増えるため、展開してエリアを広く制圧していく T1 メソッドが弱くなるということです。
ALGS はしばらくの間ずっとエリアを広く取るやり方が強かったため、大きな転機となりました。
広く展開していると(味方/敵いずれかの)ドームに入れず孤立を強要されてしまうのです。

また、ストポにおいては車にドームを付与してブーストで一気に移動し、
ポジション取得後はキャス壁と車(とランパバリケード)で要塞を作るムーブが最も安全で強くなったことから、
車のあるランドマークの価値が暴騰したほか、"移動手段ドーム車でいいじゃん"といったお手軽さから移動を補助するカタやバンガの採用が少なくなりました。

令和最新版ドームファイト

後出しが有利という単純な要素は前から認識されていましたが、
今回の環境からは"ドームから敵をいかにして追い出すか"という競争が追加されたように思えます。
追い出すリソースとしてはキャス壁、ランパのシーラ、カタスパイク、グレ、採用チームは少数であるもののガスといった要素が挙げられます。

以前の環境で見られたドームファイトと異なるのは、基本的にリソース管理が当時のプレイヤーよりも熟達しており、
ドーム 2 個にキャスの遮蔽やランパバリケが乱立した状態でのファイトになりがちでした。

よく言われる「視界阻害メタは何が起きているか分からない」というこれまでのバンガやカタのファイトでしたが、
丁寧に情報を整理すれば状況が理解できなかったことはほとんどありませんでした。
しかし、今回のサポートメタは何が起きているのかをほぼ理解できないままにファイトが終わることが少なくなく、
"よくわからんけど勝った!"みたいな感想を抱く自分を客観視して、「ああ、視界阻害が理解できなかった人ってこんな感じだったんだ」と思いました。

分からないと観戦熱が穏やかに冷めていくんですね。
バトロワって見てる側も情報整理を頑張らなくちゃいけないカテゴリだと思うのでなかなか課題だと思います。

チーム別

FNATIC

いろいろありましたが再度 Meltstera が加入しました。
環境的には 2r1c の方が有利ですし、ジブの練度が高いのもありかなりの追い風だと思っていましたが、
蓋を開けてみれば YukaF がジブを担当していました。

思えば環境が変わってから FNC はロール問題に苦しんでおり、
本番の L2 の最中にロールをスワップすることすらありました。
曰く"言語化しがたい窮屈なファイト"になっていたことから上記のような状況に陥り、
W, L2, final とフォーカスも何もなく各個撃破されるシーンが続いていたように思えます。

従来とはまた高次元のミクロ技量を要求される環境になったのもあり、
あの FNC がファイトにここまで苦戦するんだなーと感慨に近いものが芽生えたのを記憶してます。

あと、Meltstera が YukaF と Lykq から一歩遅れた位置にいることが多く、
最初はロール的に仕方ないのかという理解ではいましたが、
それが致命傷になる場面があるのを見るとどうやらそうではない場合もあるのかと思えました。

現在の YukaF の思想は Lykq の影響を大きく受けており、
長らく FNC を離れていたことで多少考え方がズレてきたのが直接の要因ではあるかと推測するのですが、
Meltstera であればもうしばらく食らいつけば再び擦り合わせることができると思うのです。

それと、Lykq も含めて今大会中表情が優れなかったのは自国を代表するチームとしてのプレッシャーが無視できなかったと推測します。
特に final で YukaF はコール量が著しく減少しており、咳も多かったように見えたのですが、
体調にも影響あったんでしょうか?

Alliance

長年苦しんでいた Effect のビザ問題が解決し、ようやく長年の悲願であったフルメンバー出場が叶いました。
ようやく見られた完全体の彼らはもうすごい。
イレギュラーが起きても即座に対応し修正する Hakis のビッグブレイン IGL がとにかく圧巻だった。
(というより、多少のイレギュラーが発生しても対応できる択を優先的に採ってるだけでしょうか?)

AA ナーフ後 + SG 環境なのに Effect はもちろん Unlucky もキルランキング上位に名を連ねてました。
彼らだけでなく今回のキル数の上の方は pad だらけなんですが、
この時代まで競技で生きてる pad って上澄みも上澄みなんでしょうね。難しいメタだと思うんだけどなー

EWC は優勝、Y5 CS は 2 位とここ 1 年のパフォーマンスが最も高かったのは彼らなのはもう疑いようもない。
願わくば次回も Effect のビザが取得できることを願います。

実は GS あたりで Hakis が 40 度の熱出してたのに結局 1 位通過してました。化け物

Aurora

今回の優勝予想だったけど派手に外した。

GS か W だったと思うんですけど、エッジの鉄塔安置で中段に上ってドームで耐えてたのが個人的には今大会通してのベストシーンでした。
ああいう頭のいいプレイ見るとすごく楽しい。

相変わらずストポはバラバラにキャッシュを回収しに行って、誰かが落ちてもすぐ起こすみたいなプレイスタイルでした。
意外と真似するチームいないんですよね。コンセプトは単純明快なのに。

CR

そろそろ韓国語を勉強すべきかもしれない。
なんとなく FNC と同じ疾患を抱えているような気がするんですが、いかんせん VC がわからない。

決勝を逃した直後に obly が X のアカウントを消したけど、
割といつも負けた後はこういうことしててしばらくしたら帰ってくるのであんまり気にしてない

雑多

大会通して見るとミクロ IGL がジブを担当するチームが結構多かったかな。
少なくとも追ってるチームは全部そうだった。ドームを吐くタイミングがズレるのが死活問題なんでしょう。

オン組なのでオフのことあんまり気にしてなかったけど、実はかなりの客入りで贔屓目抜きにしても大成功みたいでした。
もともと今年に小樽余市らへん回って日ハムの試合見る旅行計画してたから今回パスしたけど、選手含めてやたら好評みたいでいいですね。

初の自国開催ということで初めて全試合リアタイできた。
いつもド深夜だから L1 とか L2 を翌朝結果で知ることが多かった。
もう ALGS 終了までずっと日本でいいよ