土曜日が潰れた
概要
windows10 pro
sandyおじさんがryzenおじさんになった話
テセウスの船パラドックス
2011年にBTOのレインで組んだPCが、2020年12月ついにケース以外全部換装された。
2011年3月 | 2020年12月 | |
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CPU | Intel i5 2500K | AMD Ryzen7 3700X |
CPUクーラー | SCYTHE MUGEN2 Rev.B | SCYTHE 虎徹 markII |
メモリ | (どこのメーカーだっけ) PC10600 2GB*2 (=4GB) +ASUS 4GB ax3u1600gc4g9-2g *2 (=8GB) |
CFD W4U3200CM-8G *2(=16GB) + D4U3200CS-16G = 32GB |
HDD | HITACHI 0S02601 1TB | WD WD40EZRZ-RT2 4TB |
SSD | Samsung 980 PRO 1TB | |
マザボ | MSI P67A-GD65 V2 | ASUS TUF GAMING B550-PLUS |
グラボ | SAPPHIRE Radeon HD5450 | Palit NE5105T018G1-1070F (GTX1050Ti) |
光学ドライブ | PIONEER DVR-217JBK/MP | ASUSTek BW-16D1HT |
ケース | CoolerMaster CM 690II Plus | CoolerMaster CM 690II Plus |
電源 | 和作屋本舗 槍ヶ岳 600W (SPSN-060P) 80PLUS | Antec NeoECO 550 GOLD |
グラボが弱いけど今のところ気にならない
物理換装: マザボ換装
自作PCの経験はない。
マザボ, CPU, CPUファン以外はちょこちょこ自分で入れ替えてたけど、これらを換装した今回が一番緊張した。
結果としては別に緊張することもなかった。
(物理的には楽だったけど論理的には大変苦労した)
実作業
CPUグリスは SMZ-01R を使用。
どう塗るのか、どれがいいのかがまったく分からなかったので動画を漁っていたところ、どうやら柔らかい方が取り回しが楽そうなことがわかった。
そして塗り方はあれこれ悩んだ末に豆粒形式にしたのだが、これは量が多かった。
でもそんなはみ出してないしまあいっかの精神で切り抜けた。
CPUファンは鉄板中の鉄板らしい 虎徹 markII にした。特にこだわりなし。
予めある程度のケースのサイズの計算をして収まることは確認していたはずだったのだが、実際組み立てると結構ギリギリだった。
でかい。
今回換装したマザボは ASUS の B550-plus。マニュアルが丁寧で好印象。
写真中央のはM.2SSDの取り付け部で、なんとヒートシンクがデフォルトで付いてる。
デザインがちょっとかっこいい。
人生初めてのSSDはNVMe接続の 980 pro だった。とにかく小さい。
取り付けも簡単で場所を取らない。何より配線を考えなくていいのが嬉しい。
問題の論理換装: HDDからSSDへの移行
目標は二つで、「HDDからSSDにOSや個人のアプリを移す」と「MBRからGPTに変換する」こと。
なんとかなったけど大やけどした。
SSD以外初期不良に当たらなかったおかげで物理的な換装はすんなり上手く行ったのだが、こっちが問題だった。
SSDへのクローンが失敗
HDDから easeUS todo backup を利用してSSDへのクローンを画策したが、上手く行かなかった。
クローン中に「セクタの書き込みに失敗」といった表示が出て以降、BIOSもSSDを認識しなくなった。
クローンを実行する前に mbr2gpt の validate コマンドも実行していたが、ここでも失敗していた。
仕方なくサムスンのサポートに電話。
月曜にSSDを送って金曜に返ってきた。早い。
「検査したけど特に異常がなかった」との報告結果と共に戻ってきた工場出荷状態のSSDは無事クローンに成功した。
(もう意味が分からない)
ともあれ、年の瀬に迅速な検査および無償の修理をしてくれたアイオーデータには感謝している。
やっぱ保証長い製品選んで正解なんだろうな
クローン後に適当にパーティション削除して起動しなくなる
考えもなしに削除するのはやめよう、という教訓が残る。
Windowsインストール時にMBRになるかGPTになるかはBIOSの設定依存
とうとう手が付けられなくなって Windows の再インストールに移行した時の備忘録。
UEFI の CSM を有効にして、かつレガシーのみにしている状態で Windows のインストールを行うとMBRでインストールされる。
CSMを無効にしたり、有効にしてても UEFI のみだったりするとおそらく GPT でインストールされる。
WindowsImageBackupの復元はパーティションスタイルに気を付ける
WindowsImageBackup とは、コントロールパネル > バックアップと復元(Windows7) から利用できるイメージバックアップを指す。
Windows10 のバックアップがファイル単位なのもあって、システムも含めて一括で全部バックアップできるこちらを利用している。
GPT でインストールした Windows で回復デバイスからの復元を試みたが、
「システムイメージを復元できませんでした。ファームウェアが異なるコンピューターにシステムイメージを復元することはできません。このシステムイメージは BIOS を利用するコンピューターで作成されましたが、このコンピューターは EFI を使用しています。」
といったエラーメッセージが出た。(確かこういうメッセージ)
要は、WindowsImageBackup で取得していたバックアップは MBR の時に取得されたもので、
現在 Windows を GPT でインストールしていたため、食い違いが起きていた。
バックアップとパーティションスタイルを合わせた上で Windows を再インストールすることで対応できた。
ちなみに回復デバイスからシステムバックアップで復元を試みた時、
Windows が起動できない状態にあるとまず Windows をインストールするように促される。
完全に壊れてからじゃ復元できないんだな、と世の無情を感じる。
mbr2gpt 実行時、エラーが出る
MBR2GPT: Conversion completed successfully Call WinReReapir to repair WinRE MBR2GPT: Failed to update ReAgent.xml, please try to manually disable and enable WinRE. MBR2GPT: Before the new system can boot properly you need to switch the firmware to boot to UEFI mode!
ReAgent.xml が破損しているか何かで更新が行えず、WinRE が終了してしまう。
これは単純に reagentc /enable で再度実行できるのだが、場合によっては実行ができない場合がある。
Windows の起動直後は当該コマンドが効かないみたいな調査をしている人がいた。
正直俺もあんまりよくわからないしそれでいいんだと思う。
メモ「reagentc /enable」で「REAGENTC.EXE: ブート構成データを更新できません」 - ぼくんちのTV 別館
GPTに変換後、WindowsImageBackup が行えない
「シャドウコピーを作成できませんでした。」というようなエラーが発生する。
もう考える気力がなかったので、
Windows のインストールメディアを利用して修復インストールを行ったところ、
問題なくバックアップができるようになった。
マザーボードを換装するとOSのライセンスは消失するのか?
これブラックボックスで結局よくわからなかった。
マザーボードの換装後、OSの立ち上げ時にライセンスが一時切れているのを確認した。
俺は Windows 7 Pro のDSP版をインストールしていて、
Windows 10 の無償アップデート期間後に MediaCreationTool でのアップデートを行っていた。
今回の場合、Windows 7 Pro のライセンス入力で再度認証が通った。
念のため Microsoft アカウントの紐づけも利用していたが、決め手はおそらくライセンスの方。
結局どれだとマザボ換装時にアウトなのか全く分からずに終わった。
換装手順
https://scratchpad.jp/convert-mbr-to-gpt/
上記のサイトをほぼコピーした。
1. マザボ換装を完了しM.2SSDとHDDを共に接続
2. 外付けHDDにEaseUSでHDDのバックアップ
3. [UEFI] HDDをブートデバイスにする
4. 起動確認
5. SSDをMBRにフォーマットし、EaseUSでクローンする
6. [UEFI] SSDをブートデバイスにする
7. 起動確認
8. [UEFI] HDDをブートデバイスにする
9. HDDをGPTに変換する
10. WinREの再度実行
11. 再起動して起動確認
12. SSDのパーティションを全部削除し、GPTに変換
13. SSDにクローン
14. [UEFI] SSDをブートデバイスにする
15. 起動確認
16. SSDのWindowsの修復インストール
17. HDDのパーティションを全て削除し、データディスクとして再度ボリューム作成
初期不良を起こさなかったパーツを売ってくれた皆様
ありがとうございます。めんどくさくなくて助かります。
[rakuten:pcdepot:10060794:detail]
結局次世代が出ても値下がらなかった大人気CPU。
ゲーマーだけど高負荷なゲームはあまりやらないからこの辺で十分だった。
俺の環境だとアイドル時40℃前後でゲームとか起動すると55℃前後あたり。結構冷える。
[rakuten:jism:12788151:detail]
B550のマザーボード。
日本語マニュアルがかなり丁寧でとっつきやすい。選んでよかった。
[rakuten:r-kojima:10576247:detail]
鉄板CPUファン。
割とでかいのでサイズの見積もりしてから注文した方が絶対にいい。
[rakuten:goodwill:10224908:detail]
DDR4のメモリ。
メモリは言うほどこだわらなくていいかなーと思いつつも CFD のものを選んだ。
仮想環境立ち上げまくりでもしなきゃ 32GB も絶対に使わないので 16GB でいいです。
[rakuten:goodwill:10225391:detail]
柔らかめのCPUグリス。
絶対柔らかい方がいいよグリスって
[rakuten:ebest:12645929:detail]
バックアップに利用した外付けHDD。デザインも好み。
[rakuten:biccamera:13297095:detail]
NVMe 接続の m.2 SSD。
結局よくわからんかったけど今動くからヨシ!