ALGS year3 championship の感想

ホライゾンナーフしません?

今回の環境

LAN 3 回連続というか、Year3 は全部イギリスでの開催になりました。
今回はバーミンガムですが、ALGS 開催当日になって財政破綻のニュースが流れてちょっと草生えました。
一応何事もなく終わったようです。

シアのナーフ

あれだけ猛威を振るったシアがパッシブからウルトまで全部弱くなりました。
パッシブの索敵範囲はかなり狭くなり、アビリティはスローとサイレントの持続時間が極端に短くなり、
ウルトは範囲内の敵が足元しか見えない上にロッテ伊志嶺みたいな弱肩になりました。
(リワーク前のシアが大好きでよく使ってたのですが、ナーフどころかリワークの時点からほぼほぼ使ってません。返して)

ピック率は前回の SP2 LAN の 61.42% から 0.52% に大幅低下。
もう競技で使われることはないでしょう。

この影響により、バンガのモクが相対強化されたので前回の 52.86% から 78.61% と堂々のピック率 1 位になりました。
対抗となるピックはほぼほぼブラハに絞られ、こちらも 3.57% から 21.95% のピック率 4 位になりました。
ブラハの場合は報告をしなくても敵の位置を伝えられるという特性が手伝い、
あまりファイト連携の上手くないチームや、ピックプールに不安を抱えるチームに好かれたという印象があります。

カタリスト環境

ピック率こそバンガの方がわずかに上であるものの、今の環境はカタリスト環境であると言い切って問題ないかと思います。
リングコンソールを使えるコントロールキャラでありながら、徒歩の移動をスムーズに行うためのウルト、
籠りに特化したパッシブとアビリティにほっそいヒットボックスと捨てるところがほぼほぼない優秀なキャラです。
前回大会で既に NA を中心に流行っていましたが、今回大会で他地域にも広がり、いよいよ必須ピックになったなぁと感じました。

同じくらい強いのがホライゾンでこっちも相変わらずピックされてます。
1 回だけアビリティ 30 秒にしてみません?

リングダメージと収縮時間の変更

これが今回一番大きな変更だったかと思います。
序盤のリングはより収縮が早くリングダメージがより痛くなりました。
第 1-2 円で端のランドマークでファイトをしてしまうとほぼほぼ中に入れずに全滅していました。
この辺は XSET の視点が象徴的だったかなと思います。

時間がなくて周囲の射線が通る中でカタリスト積みの中入りチームを崩してポジションを取るのはそう簡単なことではなく、
外入りチームが過去一番厳しくなったんじゃないかと思います。
成績を見ると ALL(19 位), FNC(26 位, ルーザーズ 2), XSET(28 位, ルーザーズ 2)
と想像以上の下落っぷりです。

SMG のナーフ

SMG の ADS 時の移動速度が低下したのがまず大きな変更です。
キーマウおじさんの俺ですら「pad 相手にエイム合わせやすくなったなー」と感じてるので、競技プレイヤーからしたらそりゃもう大きな変更だったかと思います。
あとはプラウラーがケアパケ収監されたり、99 のマガジンサイズが小さくなったりしました。

Year3 SP2 は歴代でも一番の pad 環境だったかと思います。
SG が粗方ゴミになり、ジブが消えたことでドームファイトもなくなり、99 の強化等があったことが要因でした。
しかし、今回の CS ではこの変更を経てキーマウが従来くらいには盛り返し、
K/D 上位にキーマウと pad がバランス良く名前を載せるようになりました。

武器ピック率自体はトップ 2 が 99, CAR で、特に CAR のリコイルはキーマウでも比較的扱いやすく、
2 種類の弾を扱えるので物資難にも優しいという点で今回も幅広く人気でした。
長物枠はリピーターが相変わらずコスパ最強武器として人気で、こちらは CAR
と併せて持っている人がそれなりにいた印象です。

そういえば、ディスラプが復活しましたがオルタとピーキーの需要はそれほど伸びませんでした。
pad なら 99 ワンマガするのが楽で早いですし、そもそもディスラプが入手困難なのが尾を引いたような気がします。

青/紫アーマーの出現率低下

アーマー固定ドロップのランドマークがもっと強くなりました。
ハベミル取ってたチームは惨敗したんですけどね。

チーム別

FNC

前述しましたが、外入りはいよいよ厳しくなってしまいました。
今回は特に Umichan のピックプールに併せざるを得なくなり、ファイト特化に舵を切ったかと存じますが、
ムーブが前回以上に上手く行かなかったり、選手 2 人の体調不良があったりと焦燥感が見て取れ、
ファイト連携は過去最悪に近いものになっていた印象です。

ランドマークを意地でも取りに行くというのはあらゆる面でリスクのある行動で、今回もそこに関しては消極的でした。
展望が MOIST の居城になり、今回は基本的に調査エピでした。
今の状態を貫いて優勝というのが実に難しいことは選手の方が承知してるでしょうし、
その上でできることを暗中模索してるのをどうにか応援するしかない立場です。

そもそも今回はファイトが上手く行ってないと思うので、めちゃくちゃ仕上がった姿をもう一度見たいです。
待ってます。

BLVKHVND

今回、一番名を上げたチームだと思います。
競技歴こそ長いものの、あまり日の目を見なかったチームです。
初見ではそもそもチーム名が読めなくて印象にも残りにくかったです。ブラックハンドらしいです。

ランドマークはランスラ/ストキャ。
ランスラは決して弱いランドマークではないのですが、ストキャってぶっちゃけかなりクソですよね?

SMG ナーフと共に現れたファイト猛者の 3 キーマウチームです。AS は強いキーマウが延々と生えてきますね。
ウィナーズ 1 を 1 位突破、決勝も 3 位フィニッシュと文句のない成績を叩き出していきました。
実のところ、歴代で一番強いアジアのチームだと思います。このまま成長すれば優勝も遠くないはず。

キーマウの理想的な立ち回りのすべてが詰まってる EzFlash のクリップをぜひ見てほしいです。
何をどう考えても apex のキーマウはショートピークとキャラコンしかないんですよね。
clips.twitch.tv


心底惚れたんですが、普段から追うとなると言語の壁が越えられなくていつも断念してしまう。

FC

今回も中入り。
取る位置がとことん悪かったような印象ですし、弾くのも上手く行ってなかったように見えました。
前回は pad 環境の追い風もありましたが、今回が競技のデフォではあると思うので挫けずにこのスタイルを磨き切ってくれるのを祈ってます。

yukapero がリピーターも SMG も強かったですね。
一時期は h1yaa との入れ替えも検討されていたようですが、今回の火力で広いピックプールならもういよいよ外せない選手じゃないですかね。

PVX

AN なら一番エンタメしてて面白かった

雑多

  • 今回のランドマーク

www.figma.com